銀行口座を整理してわかった|減らすほど身軽になる手順と気づき

ノートに口座リストを書き出す手元と木製ペン、通帳、ユーカリ。銀行口座を整理するイメージ 銀行・口座を減らす

「銀行口座を整理したいけど、時間も手間もかかりそうで…」と先延ばしにしていませんか。
私もそうでした。いざ重い腰を上げてみたら——窓口での解約は1日、ネット解約はわずか数時間。
解約作業そのものは、驚くほどあっけなく約2日間で完了したんです。
もちろんその前に「引き落としを集約する」整理に2か月ほどかけましたが、
整理してからは、毎月の管理がびっくりするほど楽になりました。
このページでは、銀行口座の減らし方を、手順と気づきをまとめてお伝えします。

銀行口座が多いと起きる4つの問題

「銀行口座を整理しなきゃ」と思いつつ、後回しにしていませんか? 私もずっとそうでした。
実際にやってみると、解約自体は意外とあっさり終わります。
ただその前に、口座が多いままだとどんな不便があるのか整理してみます。

残高管理が複雑になる

複数の銀行に口座があると、残高の把握が一気に面倒になります。

  • 給与振込用
  • 引き落とし用
  • なんとなく作った口座
  • ネット銀行

気づけば「今どこにいくらある?」を確認するだけでひと手間に。

私も整理前は4口座あり、
実際に使っていたのは2つだけでした。
残りの2つは10年近く触れずに残ったままだったんです。

使っていない口座があるだけで、
頭の片隅にずっと残り続ける感覚があります。

休眠口座になり手数料が発生する可能性

使っていない口座を放置していると、「休眠口座」になることがあります。
ここで気をつけたいのが、口座維持手数料 です。

最近では、未利用口座に対して手数料を導入する銀行も増えています。

たとえばりそな銀行は2年以上取引のない口座に対して年1,320円(税込)、
三井住友銀行や三菱UFJ銀行も2021年以降に開設した口座で年1,100〜1,320円程度の手数料を導入しています。
(※具体的な条件や金額は銀行ごとに異なります。最新情報は各銀行の公式サイトでご確認ください)

また、10年以上取引がない口座は 休眠預金等活用法(休眠預金制度/2018年1月施行)の対象になります。
払い戻しは可能ですが、手続きが必要になり手間が増えます。
放置すると「余計に面倒になる」のがポイントです。

相続時に家族の負担が増える

口座が多いほど、自分に何かあったときに家族の手続きの負担が大きくなります。

銀行口座は1つずつ手続きが必要なため、
口座が10個あれば、10回手続きという状態になります。

必要書類も多く、家族の負担は想像以上です。
自分の整理は、将来の家族への負担を減らすことにもつながります。

不正利用に気づきにくい

使っていない口座ほど、不正利用に気づきにくくなります。

  • 長期間ログインしていない
  • 通帳やカードを確認していない

この状態だと、異変に気づくのが遅れがちです。

私も、10年以上触っていない口座があり、「もし何かあっても気づけない」と感じていました。
口座を減らすことで、管理の範囲が明確になり安心感が増します。

口座を減らす全体の流れ(5ステップ)

「銀行口座を整理したいけど、何から始めればいいかわからない」 そんな方も多いと思います。
私も同じでしたが、実際にやってみると手順はとてもシンプルです。 ここでは、実際に私が行った流れを5ステップで紹介します。

STEP1|全口座をリストアップ まずは”持っている口座を全部把握する”

最初に、自分が持っている銀行口座をすべて書き出します。

確認ポイント:

  • 手元の通帳・キャッシュカード
  • スマホの銀行アプリ
  • 口座開設時のメール
  • 引き落とし明細に出てくる銀行名

紙のメモでもスマホでもOKです。
私は紙に書き出すところから始めました。

「あれ、もう1つあったかも」と後から思い出すこともよくあります。
焦らず、数日かけて洗い出すのがおすすめです。

STEP2|口座の経緯と現状を整理する 「なぜ作ったか」と「今どう使っているか」を確認する

それぞれの口座について、次の2点を整理します。

  • いつ・なぜ開設したか
  • 今どんな用途で使っているか

私の場合はこのような状況でした。

  • ゆうちょ銀行:子どもの頃に親が開設
  • 三菱UFJ銀行:バイト先の給与口座
  • 三井住友銀行(Olive):会社指定口座
  • 住信SBIネット銀行:自分で開設

並べてみると、 自分の意思で作った口座は1つだけでした。

用途も整理すると:

  • 給与と貯蓄が同じ口座
  • 引き落としが複数口座に分散

このように「なんとなく使っている状態」だと気づきました。

完璧に分類しなくてもOK。 「違和感」に気づくことが大事です。

STEP3|利便性で残す口座を選ぶ 残す基準は”今後も使いたいかどうか”

整理したら、残す口座を決めます。

私の判断基準はシンプルです。

一番使いやすい口座を残す

私の場合は住信SBIネット銀行でした。

  • ATM手数料が無料(回数制限あり)
  • 振込手数料も無料
  • 目的別口座で管理しやすい

他の口座と比較した結果、 この1口座に集約することにしました。

ゆうちょ・三菱UFJ・三井住友(Olive)は解約候補です。

補足:1口座に絞るのが正解ではない

必ずしも1口座にまとめる必要はありませんが、 口座数を絞ったほうが家計管理はシンプルになります。

口座が増えるほど、

  • 残高の把握
  • 引き落としの管理
  • 資金移動

が複雑になりやすいためです。

一方で、「用途別に分けたい」という場合は、 住信SBIネット銀行の目的別口座のような機能を使うと便利です。

1つの口座の中で

  • 生活費
  • 貯蓄
  • 予備費

などを分けて管理できるため、 口座を増やさずに整理された状態を保てます。

私はこの機能が決め手で、口座を1つに集約しました。

詳しい使い方やメリットは、今後公開予定です。

STEP4|残す口座へ支払いを集約する 解約の前に、必ずやるステップ

解約候補が決まっても、いきなり解約するのはNGです。
まずは、残す口座(私の場合は住信SBI)へすべての支払いを集約します。

これをやらずに解約すると、引き落としエラーが発生します。

このステップが、整理全体でいちばん時間のかかる部分でした。
私は約2か月かけて、ひとつずつ切り替えを確認しました。

引き落としを集約する手順

  • 解約候補の口座が「何の支払いに使われているか」を洗い出す
  • 各サービスで口座振替の変更手続きを行う
  • 翌月以降、新しい口座から引き落とされているか確認
  • すべて切り替わったら解約へ進む

支払い先によって、変更方法はさまざまです。

  • Webで完結するもの
  • 書類を郵送するもの

慣れない作業ですが、
1つずつ処理すれば確実に終わります。

なぜ2か月かかるのか

引き落としの変更は、基本的に翌月から反映されます。

そのため、

「変更申請 → 翌月切替 → 確認」

この流れになり、最低でも2か月かかります。

焦らず「待つ前提」で進めるのがコツです。

三井住友銀行(Olive)の注意点

Oliveは、三井住友銀行の口座とクレジット・デビット機能が一体になったサービスです。
そのため、口座を解約するとクレジット決済も使えなくなります。

そこで次の手順で切り替えました。

  • 新しいクレジットカード(NLカード)を作成
  • NLカードが届いたら支払口座を住信SBIに設定
  • 支払い用クレカをOliveからNLへ変更
  • Oliveに紐づいた口座振替を住信SBIへ変更
  • すべて切替後に口座を解約

最初は少し複雑に感じましたが、
順番どおりに進めれば問題ありません。

補足:完璧にやろうとしなくてOK

最初からすべての引き落としを把握する必要はありません。

  • 明細を見ながら順番に切り替える
  • 抜け漏れがあっても気づいた時点で対応すればOK

「動きながら整える」で十分です。

STEP5|解約を実行する 解約手続きそのものは、思ったよりずっとシンプル

支払いの集約が終われば、いよいよ解約です。
私の場合、解約作業に使った時間は合計で約2日でした。

  • 窓口解約:2口座で1日(ゆうちょ・三菱UFJ)
  • ネット解約:1口座で1時間以内(三井住友Olive)
  • 事前の調査:半日

2か月かかった準備に対して、解約自体はあっという間。
「準備が9割、実行は1割」というのが正直な実感です。

窓口解約の流れ

ゆうちょ銀行と三菱UFJ銀行は、窓口で解約しました。
窓口で必要なものは銀行によって多少異なりますが、基本は次の通りです。

  • 通帳
  • キャッシュカード
  • 届出印
  • 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)

窓口に行ったあとは、案内に従って書類を記入します。
私の場合、ゆうちょ銀行は約20分、三菱UFJ銀行は約45分で完了しました。

「平日に時間を取らないといけないのか…」と気が重かったのですが、
実際は1日で2口座まとめて解約できました。

それぞれの詳しい流れは、別記事にまとめています。

🔗 旧姓・通帳なしでゆうちょ銀行を解約した体験談はこちら

🔗 住所変更していない三菱UFJ銀行口座を窓口で解約した体験談はこちら

ちなみに、三菱UFJ銀行はアプリからの解約も可能です。
私の場合は条件に合わず利用できなかったため、窓口で手続きしました。
事前にアプリで試してみると、来店せずに済む可能性もあります。

ネット解約の流れ(三井住友Oliveの例)

三井住友銀行(Olive)は、Webサイトから解約しました。
所要時間は1口座で1時間以内です。

三井住友銀行口座を解約すると、Oliveのクレジット・デビット機能もあわせて解約されます。

三井住友銀行(Olive)の解約体験談は今後公開予定です。

私が解約した銀行・方法(参考)

銀行解約方法所要時間
ゆうちょ銀行窓口約20分
三菱UFJ銀行窓口(アプリ解約も可能)約45分
三井住友銀行(Olive)オンライン1時間以内

※2026年4月時点の体験です。最新情報や条件は各銀行の公式サイトでご確認ください。

補足:解約は「準備が9割、実行は1割」

ここまでお伝えしたとおり、解約そのものはあっという間です。

一番不安だった「解約時に嫌な対応をされるのでは?」という点も、
実際にはどの銀行でも丁寧に対応してもらえました。

まとめ|銀行口座を整理すると、家計も気持ちも軽くなる

銀行口座の整理は、始める前がいちばん面倒に感じます。

私も最初は、「手続きに時間がかかりそう」「窓口で嫌な対応をされたらどうしよう」「引き落としの変更が大変そう」と不安で、なかなか行動に移せませんでした。

でも実際にやってみると、解約手続きそのものは思っていたよりずっとシンプルでした。
時間がかかったのは、解約よりもその前の準備です。

持っている口座をリストアップし、今使っている口座と使っていない口座を分け、残す口座へ引き落としを集約する。
この流れさえ押さえておけば、あとは順番に進めるだけでした。

私の場合、最終的にゆうちょ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行(Olive)を解約し、住信SBIネット銀行に集約しました。

口座を減らしてからは、残高確認や家計簿アプリとの連携がラクになり、「どこにいくらあるのか」が一目でわかるようになりました。

また、長年使っていなかった口座を放置している不安や、「いつか解約しなきゃ」という頭の片隅の重荷がなくなったことも大きなメリットです。

銀行口座は、持っているだけなら一見問題なさそうに見えます。
でも、数が増えるほど管理は複雑になり、休眠口座や不正利用、将来の相続時の負担にもつながる可能性があります。
だからこそ、今使っていない口座があるなら、一度整理してみる価値は十分あります。

いきなりすべて解約しようとしなくても大丈夫です。
まずは、持っている口座を書き出すところからでOK。

「この口座は今も必要かな?」と見直すだけでも、家計管理のモヤモヤはかなり減ります。

銀行口座を減らすことは、単に口座数を少なくするだけではありません。
お金の流れをわかりやすくし、管理の手間を減らし、暮らし全体を少し軽くするための整理です。

後回しにしていた方こそ、できるところから少しずつ始めてみてください。
思っているよりあっさり終わり、整理したあとのスッキリ感はかなり大きいです。